旗竿地の外構を最高におしゃれにする5つのコツ!工事費用を安くするためのポイントも解説
「旗竿地」は、呼び名の通り道路に面する入り口が細く、奥にメインの敷地がある土地のことを指します。特殊な形状から「何から手をつけていいのかわからない」という、工事の相談は多いです。
旗竿地でおしゃれな外構にするためには、奥行きの空間をうまく利用します。さらに、アプローチの部分に予算を集中すれば、費用を安く抑えられ、満足度の高い外構に仕上げられます。
旗竿地の外構をおしゃれにする場合は、次のポイントを意識しましょう。
- 1.駐車場にカーポートを設置する
- 2.フェンスにこだわる
- 3.アプローチにレンガや石を使う
- 4.アプローチに照明を入れる
- 5.アプローチに植栽を入れる
旗竿ちの外構工事にかかる費用は主に施工費と材料費です。まとめると目安は以下のとおりです。
旗竿地に多い工事の種類 | 相場 |
カーポート | 20〜50万円(1台分) |
門扉、門柱 | 15〜40万円 |
フェンス | 20,000円~/1m |
植栽 | 15〜20万円 |
塗装(芝生やコンクリートなど) | 2,000円~1万円/1㎡ |
旗竿地の限られた土地を最大限活用して、おしゃれな外構を実現していきましょう。
旗竿地の外構をおしゃれにする5つのコツ
1.駐車場にカーポートを設置する
駐車場にはカーポートを設置しましょう。カーポートがあると、外構全体の雰囲気がガラッと変わりおしゃれになります。
しかし、大型の物を選んでしまうと、駐車が大変だったり、建物全体が隠れて日当たりが悪くなったりします。選ぶ際は、以下のような商品を参考にします。
- 脚が2本のもの
- 小型でスリムなもの
- 彩光を取り入れられるもの
以上の点に気をつけて、おしゃれなカーポートを選びましょう。
2.フェンスにこだわる
フェンスの色と合わせて空間全体に統一感を持たせると、おしゃれ感がより一層アップします。隙間のあるフェンスを置けば圧迫感もなく、風通しが悪いと言われる旗竿地でも効果を発揮します。
さらに、フェンスの高さにこだわることも大切です。フェンスは目隠しの役割も含まれるため、設計段階から以下のような要望がないかチェックしておきましょう。
- リビングの中から目隠しがしたい
- リビングで座った時の目隠しがしたい
- 庭にいる時に見られたくない
ストレスなく快適に過ごすためにために、目的を考えてからフェンスを決めましょう。
3.アプローチにレンガや石を使う
アプローチにはおしゃれなレンガや石畳のような石材を使います。旗竿地は特殊な形状から、外構が似たようなデザインになってしまいます。レンガや石を使うことで、全体がリズミカルな雰囲気になり、気分を高揚させる演出を期待できるでしょう。
アプローチを全てコンクリートにした場合、シンプルすぎて殺風景な印象を与えてしまいます。ワンポイントで縦のラインなどを入れると、奥行きを感じられ印象もおしゃれになります。さらに、駐車する際もラインが目安となり停めやすいのもポイントです。
4.アプローチに照明を入れる
アプローチの部分に照明を取り入れます。通路の部分の足元に照明を入れることで高級旅館のようなアプローチができます。雰囲気が良いだけでなく、照明を入れるとメインの敷地まで歩きやすく、防犯効果もアップします。
花壇や植栽などの根本部分を照らせば、一層おしゃれを演出できます。旗竿地はアプローチが長いため暗くなりやすいので、照明を入れて明るさを取り入れおしゃれにしていきましょう。
5.アプローチに植栽を入れる
アプローチの部分に植栽を入れます。植栽があることでアプローチ部分の雰囲気が華やかになるでしょう。植栽は一直線に置くのではなく、左右に置くことで全体に動きが出ます。
さらに、高さの異なる木を置けば縦の空間も利用できおしゃれ度がグッとアップします。また、目につくものがあれば高い樹木などで隠すこともできます。旗竿地のためスペースは限られてきますが、植栽があるだけでおしゃれな雰囲気を出せるのでおすすめです。
旗竿地の外構の費用を安くする方法3選
費用を安くする方法は以下のとおりです。
- アプローチの塗装部分の素材にメリハリをつける
- DIYを取り入れる
- 段階的に外構を整える
それぞれ3つを見ていきましょう。
アプローチの塗装部分の素材にメリハリをつける
使う素材にメリハリをつけましょう。アプローチの塗装部分の一般的な目安は以下のとおりです。
芝(1㎡) | 2,000円〜 |
砂利(1㎡) | 3,000円〜 |
アスファルト(1㎡) | 5,000円〜 |
コンクリート(1㎡) | 10,000円〜 |
アプローチ部分を全てコンクリートにすると、面積も広い分高額な費用がかかってしまいます。外構費用を安く抑えるためには、芝や砂利がおすすめです。
しかし、メンテナンスの手間を考えると、安さだけで決めない方がいいでしょう。全体のバランスや使いやすさも考慮したうえで、うまく組み合わせて取りれることをおすすめします。
DIYを取り入れる
DIYに抵抗がなければ、できる範囲でDIYを取り入れましょう。人件費がかからず材料費のみなので、外構業者に依頼するよりも安くできる可能性があります。植栽であれば花壇からプランターにしたり、照明であれば有線のものからソーラータイプに切り替えれば比較的簡単に費用を安くできます。
しかし、慣れていないのに費用面だけ考えて大掛かりなDIYを行うと、後から補修が必要なケースや使い勝手が悪くなるケースもあります。結果的に外構業者に依頼した方が安い場合もあるため注意しましょう。
段階的に外構を整える
一度に全ての外構を終わらせるのではなく、段階的に外構を整えましょう。家を建てたからといってすぐに外構を完成させる必要はありません。外構の費用を抑えるためには、部分的に工事を進める方が初期費用を抑えられます。順番としては、人の目がある道路に面した部分から手をつけると防犯的にもプライバシー的にもおすすめです。
旗竿地の外構で気をつけておきたい2つのこと
旗竿地の外構では以下の2点に気をつけましょう。
- 駐車場の位置
- 前面道路の幅
詳しく見ていきましょう。
1.駐車場の位置
旗竿地に駐車場を作る際は以下の2つのパターンに分けられます。
- 敷地の奥の広がっているメインスペース(旗の部分)
- 道路からメインスペースまでの通路の部分(竿の部分)
それぞれ駐車場の設置場所のメリット・デメリットをご紹介します。
駐車場の位置 | メリット | デメリット |
旗の部分 | ・並列駐車可能 ・敷地内でゆっくり駐車できる |
・家の向きを考えなければならない ・広い土地が必要 |
竿の部分 | ・メインのスペースを有効活用 ・車が道路からの目隠しになる |
・2台置く場合は縦列駐車となり入れ替えが大変 ・車の横が通路となるので傷つく恐れがある |
メリット・デメリットを理解したうえで、駐車場の位置を決めましょう。一般的に、竿の部分を駐車場にする人が多いため、さらに竿部分を駐車場にする場合の注意点を1つお伝えします。
- 竿部分の間口(幅)は最低でも3m以上は必要
3mあれば普通車を停めた場合、両側から乗り降りが可能です。将来的に大きな車に乗り換えたり、自転車やバイクを購入したりした場合でもストレスなく通れるように竿部分の間口は調べてから計画しましょう。
2.前面道路の幅
敷地内に駐車場を設ける際は、車が出入りするための前面道路の幅に気をつけます。前面道路の幅が狭いと、駐車が困難な場合がほとんどだからです。狭い道路では、車を何度も何度も切り返しながら駐車しなければならないでしょう。車を日常で使う方は、入り口付近は駐車がしやすい見通しの良い外構をおすすめします。
旗竿地でおしゃれな外構を手に入れるにはメモリアがおすすめ
本記事では、旗竿地の外構について解説しました。旗竿地だからといって、理想の外構をあきらめる必要はありません。おしゃれなデザインやかっこいいデザインも工夫次第で実現可能です。
旗竿地の外構は、竿の部分が長くなるため、一般的な整形地と比べて費用がかさむことが多いのが現状です。しかし、外構業者に依頼すれば、費用を安く抑えられる可能性があります。
大手ハウスメーカーの下請けで長年実績がある外構業者のメモリアでは、特殊な形状を活かしながら、コストを抑えた最適なプランをお客様に提供できます。無料でご相談・お見積りを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。