インターロッキングとは?施工方法やメリット・費用相場を解説

「庭や駐車場をもっとおしゃれで機能的にしたい」「雨の日に水たまりができるのを何とかしたい」
このように悩んでいませんか?
解決策としてインターロッキングという塗装方法があります。インターロッキングとは、コンクリートブロックをかみ合うように配置して仕上げる舗装技術です。
本記事では、インターロッキングの基礎知識からメリット・デメリットを解説します。庭や駐車場をもっと快適におしゃれにしたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
インターロッキングはコンクリートや石材を互いに噛み合わせて固定する舗装方法
インターロッキングは、コンクリートや石材を互いに噛み合わせて固定する舗装方法です。主に、街中や住宅地で広く使用されています。
現代のインターロッキング技術は、20世紀後半にヨーロッパで開発が進み、舗装技術として定着しました。さらに、日本でも採用されるようになり、機能性だけでなくデザイン性にも優れた選択肢として評価を得ています。インターロッキングは、古代から現代に至るまで、その多機能性と美しい景観が支持されてきた技術です。
インターロッキングの種類
インターロッキングの種類を以下の2つに分けて解説します。
- 素材別の分類
- 用途別の分類
1.素材別の分類
インターロッキングは、使用される素材によって複数の種類に分類されます。主な素材と特徴は以下の通りです。
- コンクリート製:コストが抑えられ耐久性も高い
- 自然石:高級感があり庭園や公園の装飾に適している
- レンガ風:温かみのあるデザインが特徴
選ぶ際には、耐久性やデザインの好みに加え、設置場所の用途に合った素材を検討することが重要です。
2.用途別の分類
インターロッキングは、用途によっても分類されます。主に以下の2つです。
- 住宅用:雨水の浸透を助ける透水性の高いブロックが選ばれることが多い
- 商業施設や公共施設:耐荷重性を重視したものが使用される
インターロッキングは、色や形状の選択肢が豊富なため、場所に応じたデザインを楽しめます。利用する環境や目的に応じて最適な種類を選ぶことで、魅力を最大限に引き出せます。
インターロッキングの3つのメリット
インターロッキングには以下の3つのメリットがあります。
- デザイン性が高い
- 透水性が高い
- 熱を抑えられる
1.デザイン性が高い
インターロッキングは、個性的なデザインが可能な舗装方法です。さらに、カラーバリエーションが豊富で、複数の形状も種類が揃っており、クリエイティブなレイアウトが可能です。幾何学的な模様や色のグラデーションを組み合わせることで、オリジナリティのある空間を演出できます。また、環境に合わせてデザインを変えられる点も魅力です。おしゃれな空間づくりを目指すなら、積極的に取り入れたい舗装方法といえるでしょう。
2.透水性が高い
インターロッキングは透水性に優れ、雨水を地面に浸透させる効果が期待できます。そのため、水たまりができにくく、路面の滑りを防ぎます。例えば、住宅地の駐車場や歩道に設置すれば、降雨時の不快感を軽減し、周辺環境の安全性を高めることが可能です。透水性の高さは、排水設備の負担を軽減してくれます。
3.熱を抑えられる
インターロッキングは、地表の温度上昇を抑える効果があり、ヒートアイランド現象の軽減に役立ちます。特に、表面温度の低い素材を選ぶことで、夏場の熱さを和らげてくれます。家庭の庭や駐車場で植栽などと組み合わせることで、涼しさを保つことが可能です。環境や利用者に優しいインターロッキングを選ぶことで、地面の熱を抑え快適な空間づくりにつながります。
インターロッキングの3つのデメリット
インターロッキングには以下のデメリットがあります。
- 初期コストが高め
- 定期的なメンテナンスが必要
- 施工期間が長い
1.初期コストが高め
インターロッキングの導入には、初期コストが高いというデメリットがあります。ブロックの材料費や施工費が他の舗装方法と比べて割高になる場合があるからです。駐車場や広場など広い範囲を施工する際は、予算の調整が必要です。ただし、耐久性が高く長期的なメンテナンスコストを抑えられる点で、コストパフォーマンスに優れています。初期費用を抑えたい場合は、DIYを検討したり、一部分を取り入れたり、少しずつ始めていきましょう。
2.定期的なメンテナンスが必要
インターロッキングは、定期的なメンテナンスが必要です。年に数回、雑草の除去や表面の清掃を行う必要があります。しかし、メンテナンスを怠らなければ、長期間キレイな状態をキープでき、機能も維持できるでしょう。雑草対策として、防草シートや専用の目地材を使用することで、メンテナンス負担を軽減できます。
3.施工期間が長い
インターロッキングは、施工期間が比較的長いことが課題です。特に、大規模なエリアでは地盤整備やブロックの敷設に時間がかかる場合があります。そのため、駐車場や大きなエリアの施工では、計画的な工期設定が必要です。ただし、専門業者に依頼すれば効率よく施工が進み、品質も保証されます。時間に余裕を持って計画を立てることで、スムーズな導入が可能になります。
インターロッキングの施工方法
インターロッキングの施工方法は以下の通りです。
- DIYでの施工手順
- 専門業者による施工
DIYでの施工手順
インターロッキングは、DIYでも施工可能な舗装方法です。手順は以下の通りです。
- 1.施工範囲を決めて地面を平らにならし、余分な土や石を取り除く
- 2.防草シートや砂利を敷いて地盤を整え、ブロックを一つずつ丁寧に並べる
- 3.目地部分には専用の砂を入れて隙間を埋め、全体をしっかり固定する
丁寧に作業することで、長期間使用できる安定した仕上がりになります。また、DIYではデザインの自由度が高いため、オリジナルのレイアウトを楽しめるのが魅力です。ただし、広い範囲や複雑な形状の施工には時間がかかることを考慮しましょう。
専門業者による施工
インターロッキングの施工を専門業者に依頼すれば、効率的で高品質な仕上がりが期待できます。費用はDIYより高めですが、長期間の使用を考えるとコストパフォーマンスに優れた選択といえます。
インターロッキングの施工を専門業者に依頼する場合、信頼できる業者選びが重要です。メモリアでは、お客様のご要望を詳しくお伺いし、現地調査を踏まえた最適なプランをご提案します。経験豊富なスタッフが対応し、施工後の満足度向上をお約束します。
インターロッキングの費用相場
インターロッキングの費用相場について以下の2つを解説します。
- 初期費用の内訳
- 用途別の費用
初期費用の内訳
インターロッキングの初期費用は、材料費、施工費、地盤整備費の3つに分かれます。それぞれの特徴は以下の表の通りです。
材料費 | 選ぶブロックの種類によって異なる コンクリート製は比較的安価、自然石や高級デザインのものは高額 |
施工費 | 広さやデザインの複雑さに応じて変動 目安として1平方メートルあたり5,000円から10,000円程度が一般的 |
地盤整備費 | 排水対策や防草シートの設置費用が含まれる場合がある |
合計すると、庭や駐車場など中規模なスペースでは数十万円程度が目安となります。外構業者に依頼する際は事前に見積もりを依頼し、詳細な内訳を確認しておくと安心です。
用途別の費用
用途に応じた費用相場を把握しておきましょう。例えば、住宅の庭では透水性のあるシンプルなデザインを選ぶことで、1平方メートルあたり5,000円から7,000円程度で済みます。また、駐車場では重量物に耐えられる設計が必要なため、地盤整備費が上乗せされるケースが一般的です。目的に合った費用感を把握し、予算内で最適な選択をすることが大切です。
インターロッキングを外構に取り入れよう
インターロッキングは、デザイン性、透水性、耐久性に優れた舗装方法であり、住宅や公共施設の多くで採用されています。
インターロッキングを使った外構デザインを取り入れるなら、外構の専門業者への依頼がおすすめです。メモリアでは、外構工事全般に対応し、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案します。お見積りは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。