庭の猫避け対策6選!野良猫を来させない方法を紹介

2025.04.19

「毎朝のように庭先に猫のフンが落ちている…」
「せっかく植えた花壇が荒らされてしまった」

そんな猫による被害に頭を悩ませていませんか?

猫の被害は見た目の問題だけでなく、においや衛生面にも影響し、放っておくとストレスがどんどん溜まっていきます。しかし、対策をしようにも、どれが本当に効果があるのかわからないと悩む方も少なくありません。

本記事では、猫に危害を加えることなく庭を守るための具体的な対処法を6つご紹介。さらに、自力での対策に限界を感じたときに検討したい外構工事やフェンスの設置など、専門業者に依頼するメリットについても解説します。

庭の平和を取り戻すヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

庭に猫が来なくなる猫避け対策6選

庭に野良猫が来て悩まれている方に、実際に効果のある猫避け対策を6つ紹介します。以下の方法を実践することで、大切な庭や花壇を猫による被害からしっかりと守ることができます。

  • 猫の嫌う成分を含んだ忌避剤を使用する
  • 足元が不快になる素材を地面に敷いて侵入を防ぐ
  • 猫が苦手とする香りの植物を植えてガードする
  • 音で猫を遠ざける超音波装置を導入する
  • センサー付きの水撒き装置で接近を防止する
  • ネットや小型フェンスなどで物理的に進入経路を遮断する

それぞれの対策について詳しく見ていきましょう。

1.猫の嫌う成分を含んだ忌避剤を使用する

猫対策として手軽に始められる方法のひとつが「猫専用の忌避剤」の使用です。市販の忌避剤には液体タイプやジェルタイプ、粒状タイプなど様々な種類があります。

忌避剤は猫が嫌う香りを発することで、猫が近づくのを防いでくれます。柑橘系やハーブの香りを配合した忌避剤は、人間には比較的心地よい香りでも、猫にとっては不快な香りです。

定期的に散布することで、猫の侵入を継続的に防ぐことが可能です。

2.足元が不快になる素材を地面に敷いて侵入を防ぐ

野良猫の侵入を防ぎたい場合、猫が苦手とする質感のある素材を庭に敷くのが有効な方法のひとつです。猫の肉球は敏感なため、歩きにくい感触の素材を避ける傾向があります。とくに、以下の素材が効果的です。

  • バークチップ(杉や松の剪定枝を細かく砕いたもの)を地面に敷く
  • 小石や貝殻を敷き詰める
  • アルミホイルを敷く
  • ペットボトルに水を入れて置く

猫は尖った感触や反射する光、不安定な地面を嫌うため、これらの素材が猫避けとして機能します。

3.猫が苦手とする香りの植物を植えてガードする

猫の侵入を防ぐ手段のひとつとして、猫が苦手とする植物を庭に取り入れる方法があります。

ラベンダーやミントなどのハーブ類は独特の強い香りを放つため、猫が近づきにくくなる傾向があります。ハーブなどの植物は猫だけでなく虫除けとしても働くため、庭の害虫対策にも一役買ってくれるでしょう。

さらに、コリウスやマリーゴールドなども、猫が好まない香りを持つ植物として知られています。これらの植物を適切な場所に植えることで、自然な形で猫の接近を防ぐことが可能です。

4.音で猫を遠ざける超音波装置を導入する

猫の聴覚は人間より敏感なため、超音波を使った対策は高い効果が期待できます。

超音波発生器は私たちには聞こえない高周波音を発することで、猫が不快に感じて近づかなくなる仕組みです。使用する際は、設置する庭の広さや形状に応じて、対応範囲を確認しながら適切な場所に設置するのがポイントです。

ただし、隣家のペットに影響が出る可能性もあるため、設置場所には配慮が必要です。

効果範囲を考慮して複数台設置すると、猫の侵入をより効果的に防ぐことができるでしょう。

5.センサー付きの水撒き装置で接近を防止する

動きを感知して水を噴射するセンサー付きスプリンクラーは、猫を遠ざける手段として非常に有効です。猫は一般的に水を嫌うため、突然の水しぶきに驚いて逃げ出します。

スプリンクラーはセンサーが動くものを検知すると自動的に作動し、水を噴射します。猫が庭に入ろうとした瞬間に水しぶきを浴びることで、学習効果も期待できるのです。

ただし、水道代がかかることや冬場は凍結の心配があるため、季節に応じた使い分けを検討してみましょう。

6.ネットや小型フェンスなどで物理的に進入経路を遮断する

物理的な障壁を設けることは、猫の侵入を防ぐのに効果的です。ネットや簡易フェンスを設置することで、猫が庭に入り込むのを阻止できます。それぞれの対策には以下のような特徴があります。

ネット 簡易フェンス
目立たないタイプがある
庭の見た目をあまり損なわずに設置可能
組み立て式で設置も容易
必要に応じて移動可能
他の小動物の侵入防止にも有効

設置する際は、猫が飛び越えられない高さやくぐり抜けられない構造にすることがポイントです。とくに、花壇や家庭菜園を守りたい場合は、その周囲だけを囲うことも可能です。

庭の猫避け対策がうまくいかない時に考えられる3つの理由

猫避け対策を行っても効果が感じられない場合があります。その背景には以下の3つが考えられます。

  • 猫が対策に慣れてしまっている
  • 十分な範囲で防御できていない
  • 対策の継続が難しい

これらを理解し、より効果的な対策を考えていきましょう。

1.猫が対策に慣れてしまっている

猫は非常に順応性の高い動物であるため、同じ猫避け対策を続けていると次第に効果が薄れてしまいます。とくに、忌避剤などの香りを利用した対策は、猫が慣れてしまうと効果が低下します。

そのため、一つの対策だけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることが大切です。たとえば、忌避剤と超音波発生器を併用するなど、異なるタイプの対策を組み合わせると効果が高まります。

効果が薄れてきたと感じたら、別の対策に切り替えるなど工夫してみましょう。

2.十分な範囲で防御できていない

猫避けが一部の場所だけに限られていると、猫は対策されていない場所から侵入してしまいます。庭全体を守るためには、猫の侵入経路を把握して広範囲に対策を施す必要があります。

たとえば、フェンスの隙間や低い生け垣など、猫が侵入しやすいポイントを見極めることが重要です。庭の周囲全体を対策するのが難しい場合は、保護したい場所を重点的に守る方法も有効です。

3.対策の継続が難しい

忌避剤の散布や水の入れ替えなど、定期的なメンテナンスが必要な対策は、忙しい日常の中で続けるのが難しい場合があります。たとえば、忌避剤は雨で流れたり時間とともに効果が弱まったりするため、定期的な補充が必要です。

メンテナンスを怠ると、せっかくの対策も効果を発揮できません。長期的に効果を持続させるためには、メンテナンスの少ない方法や自動化できる対策を選ぶことが大切です。

庭の猫避け対策を外構工事のプロに頼る3つのメリット

自分で対策を試みても効果が出ない場合や、確実性を求めたい場合は、外構の専門業者へ相談するのが有効です。主に以下の3つのメリットがあります。

  • 庭全体の猫対策を一括で設計できる
  • DIYよりも見た目や耐久性が高い庭づくりができる
  • 外構のプロならではの提案が受けられる

プロの力を借りることで、より効果的で長期的な猫対策が可能になります。

1.庭全体の猫対策を一括で設計できる

外構のプロに依頼することで、庭全体を見渡した総合的な猫対策プランを立てられます。プロの目線で庭の弱点を見抜き、効果的な対策を講じることが可能です。DIYでは気づかないような猫の侵入経路や弱点を専門家は的確に把握します。

たとえば、フェンスの設置と植栽を組み合わせた対策や、地形を活かした防御システムなど、総合的なアプローチが可能です。個別に対策を施すより効率的で、費用対効果も高くなるでしょう。

2.DIYよりも見た目や耐久性が高い庭づくりができる

プロに依頼することで景観と機能性を両立した猫対策ができます。

DIYでは限界がある見た目の美しさや素材の耐久性について、プロなら高いレベルで実現できます。たとえば、猫避けのためのフェンスも、庭のデザインに調和するようなおしゃれな素材や色を選んで設置可能です。

プロが使用する資材は耐久性に優れているため、DIYで行うよりも長持ちするでしょう。

3.外構のプロならではの提案が受けられる

外構のプロには、一般の方が知らない専門的な知識や最新の猫対策技術についての情報があります。専門知識を活かした独自の提案が受けられるのは大きなメリットです。

地域の気候や環境に適した植物の選定や、季節ごとの対策の切り替え方についてもアドバイスできます。

庭の猫避け対策は長期間効果がある方法を選ぼう

庭における猫の侵入を防ぐ方法についてご紹介しました。 本記事で取り上げた対策は次の通りです。

  • 猫の嫌う成分を含んだ忌避剤を使用する
  • 足元が不快になる素材を地面に敷いて侵入を防ぐ
  • 猫が苦手とする香りの植物を植えてガードする
  • 音で猫を遠ざける超音波装置を導入する
  • センサー付きの水撒き装置で接近を防止する
  • ネットや小型フェンスなどで物理的に進入経路を遮断する

猫避け対策をおこない、ストレスが無い状態で庭を気持ちよく保ちましょう。

もし、なかなか猫避け対策がうまくいかない場合は、外構工事のプロに相談してみましょう。