外構に使う人気の床材の種類7選!特徴やメリット・デメリットを解説

2024.09.06
外構 床材

理想の外構を作るために、どんな床材を選んだらいいのか悩んでいませんか。外構で使用する床材は種類が多いため、迷ってしまうこともあるでしょう。家全体の調和を保つためには、住宅の雰囲気に合った床材の選定が重要です。

この記事では、外構に使用されるさまざまな床材の種類について詳しく解説します。もし床材選びで悩んでいる方がいれば、ぜひ参考にしてください。

また、外構で一般的に使われる床材の特徴や、それぞれのメリットとデメリットについても触れています。適切な床材を選ぶことで、素敵で魅力的な外構を実現しましょう。

床材の種類 特徴
コンクリート 見た目がシンプルなため、色々なテイストの住宅にもマッチしやすい。
タイル 洋風の住宅の雰囲気にあいやすい。
種類は陶器からレンガ調などがある。
レンガ 温かみを感じられ、雰囲気が出る。
洋風の住宅に多い。
天然石 高級感があり、石の並べ方によって住宅の印象が変わる。
石が雨などで濡れると色が変化する様子も楽しめる。
真砂土(まさ土) クッション性があり歩きやすい。
他の床材と比べて安価。
人工芝 庭全体が明るい印象になる。
砂利 和風のイメージが強い印象。
暖色系の砂利を選ぶことで、洋風の庭にも合わせられる。

主な外構の床材は7種類

外構に使われる主な床材の種類には次のものがあります。

  1. 1.コンクリート
  2. 2.タイル
  3. 3.レンガ
  4. 4.天然石
  5. 5.真砂土(まさ土)
  6. 6.人工芝
  7. 7.砂利

それぞれ7つの特徴とメリット・デメリットを、まとめて見ていきましょう。

1.コンクリート

外構 床材

コンクリートは、砂、砂利、水をセメントで結合させて硬化させた建築材料です。その強度、コストパフォーマンス、そして施工のしやすさから、住宅だけでなく、道路、ダム、トンネルなど、さまざまな分野で幅広く使用されています。

さらに、コンクリートをおしゃれにする方法として「スタンプコンクリート」と「デザインスプレー」の2つの技法があります。

スタンプコンクリートは、固まる前のコンクリートに型を押し付けて模様を作り、色を加える手法です。天然石やレンガに比べてコストを抑え、工期も短くなるため人気があります。

デザインスプレーは、既存のコンクリート床面にステンシル目地材を貼り付け、その上からホッパーガンでスプレーを施す施工方法です。コンクリート床を壊すことなく、リフォームすることが可能で、コストを抑えて床をおしゃれにできます。

メリット
コンクリートは耐久性が非常に高く、駐車スペースなどに最適です。さらに、雑草が生えにくく、ゴミやホコリの掃除が容易でメンテナンスが簡単です。

 

デメリット
コンクリートにはひび割れが生じやすいという欠点があります。一度敷設すると、リフォーム時には撤去費用がかかることが多い点も注意が必要です。

2.タイル

外構 床材

タイルは、床や壁を保護し、装飾するために使用される板状の素材で、多数のタイルを組み合わせて貼り付けます。タイルには、主に以下の3種類があります。

  • 磁器質タイル:耐久性が高く、水分に対する耐性が求められる場所に最適
  • 陶器質タイル:自然で温かみがある印象。吸水率も低いので外壁部に最適
  • せっ器質タイル:吸水性と素朴な質感が、温かみのあるインテリアデザインに適している

それぞれ、吸水性や耐久性の違いがあるため、用途に応じて最適なものを選びましょう。

メリット
タイルは色や大きさが豊富で、優雅で高級感のある空間を作り出すのに最適です。耐久性が非常に高いため、長期間使用しても劣化しにくいという利点があります。

 

デメリット
タイルは雨の日などに濡れると滑りやすくなることがあります。また、特に陶器質や磁器質のタイルは熱をこもらせやすく、暑い季節には注意が必要です。

3.レンガ

外構 床材

レンガは、粘土や頁岩(けつがん)、泥を型に入れて圧縮し、窯で焼き固めることで作られる建材です。一般的には赤茶色の直方体が主流ですが、土の種類や焼き方によって色合いが変わり、赤レンガ、焼き過ぎレンガ、アンティークレンガなど、さまざまなバリエーションがあります。

メリット
レンガは、自然な風合いと柔らかな色合いで、おしゃれで温かみのある雰囲気を演出します。種類が豊富で、さまざまなアレンジが可能です。
時間の経過とともに徐々に色合いや質感が変わり、ビンテージ感が増していくのも魅力の一つです。

 

デメリット
レンガの施工にはモルタルを使用して固定するため、手間がかかり、工期が長くなることがあります。また、部分的な修理を行う場合、同じ種類のレンガを見つけるのが難しい場合もあります。

4.天然石

外構 床材

天然石は、人工的な合成を行わず、自然界で採取される鉱物や岩石の総称です。装飾を目的とした建材として広く利用されており、その種類や色合いは非常に豊富で、加工方法によって異なる雰囲気を生み出します。特に、高級感を演出するため、外壁や床材として人気があります。

メリット
天然石は、非常に耐久性が高く、丈夫で長持ちします。高級感があり、自然な風合いが落ち着いた印象を与えます。
自然の石であるため、一つとして同じ模様や色合いのものがなく、その独自の色むらがデザインのアクセントにもなります。

 

デメリット
内部に含まれる鉄分が時間とともに表面に浮き出て、さびが発生することがあります。他の建材と比べて価格が高めである点も考慮が必要です。

5.真砂土(まさ土)

外構 床材

真砂土は、風化した花崗岩(御影石)が細かくなったもので、古くから庭土として利用されてきました。用途は庭土だけにとどまらず、敷土・盛土や置き換え材、さらには園芸用土としても広く用いられています。

メリット
真砂土は他の床材と比べてコストが低く、自然な暖かみのある雰囲気を庭に演出できます。アスファルトやコンクリートに比べてクッション性があり、歩きやすいのも特長です。

 

デメリット
コンクリートなどに比べて耐久性が低く、施工から数年経つと部分的にひび割れが生じることがあります。水はけの悪い場所では、水たまりができやすいというデメリットもあります。

6.人工芝

外構 床材

人工芝は、化学素材を使用して芝の色や形状を模倣した素材です。基材となる布にパイル繊維を取り付けて、シート状に加工されています。

メリット
人工芝は、ほとんどメンテナンスをしなくても、1年中美しい景観を保てます。抗菌や消臭、防炎機能を備えた製品もあり、お子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

 

デメリット
天然芝に比べると初期の施工費用が高くなることがあります。どんなに丈夫な人工芝でも、約10年で交換が必要になる点も考慮すべきです。

7.砂利

砂利は、岩石が自然に砕け、角が取れて丸みを帯びた直径2〜5cm程度の小石に砂が混ざったものです。採掘される場所によって色のバリエーションが豊富で、白、黒、褐色、赤などさまざまな色合いがあります。砂利は庭の床材としてだけでなく、アクアリウムの装飾や水草の固定にも利用されます。

メリット
砂利は色やサイズが豊富で、和風から洋風までさまざまなスタイルのお庭をおしゃれに演出できます。水はけが良いため、雨の日でも水たまりができにくく、安心して使用できます。
踏むと音が出る特性から、防犯対策としても有効で、人目に付きにくい場所や玄関アプローチに敷き詰めることが一般的です。

 

デメリット
砂利の色によっては汚れが目立ちやすいのが欠点です。また、動かない場所に置かれた砂利は、苔が生えたり汚れが蓄積しやすくなります。
庭に木を植えている場合、落葉が砂利の上に積もり、掃除が手間になることもあります。

床材の種類がわかったら外構作りを取り組もう!

外構で使用する床材の種類や特徴、メリット・デメリットを解説しました。外構に使われる主な床材の種類には次のものがあります。

  1. 1.コンクリート
  2. 2.タイル
  3. 3.レンガ
  4. 4.天然石
  5. 5.真砂土(まさ土)
  6. 6.人工芝
  7. 7.砂利

床材は種類ごとに特徴が異なるので覚えておきましょう。

大手ハウスメーカーの下請けで、長年実績がある外構業者のメモリアでは、住宅にあわせた最適な床材を使った外構プランをご提案できます。無料でご相談・お見積りを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。